吹付け材の劣化状況

吹付け材の劣化状況

損傷・劣化の程度の目視による確認方法

吹付け材の劣化状況

目視による確認方法

露出している吹付け材の全面について、下記サイトに記載されているどの損傷、劣化状況に該当するかを確認します。
地下室などの暗い場所では、懐中電灯などを用います。また、高所や足場の不安定な場所では、必要に応じてヘルメットを着用し、2名以上で作業を行います。


アスベスト含有吹付け材の劣化と損傷の種類

アスベスト含有吹付け材の劣化、損傷の種類に関しては、下記サイトを参照してください。


損傷、劣化の程度と飛散のおそれ

吹付け材の損傷、劣化の程度と、そこからアスベストが飛散するおそれの大小は、以下のように判断できます。


飛散のおそれが極めて大きい

  • 吹付け材が下地と遊離している場合
  • 落ちた吹付け材の破片が頻繁に見られる場合
  • 吹付け面全体に損傷、欠損がある場合

飛散のおそれが大きい

吹付け面全体に表面の荒れ(毛羽立ち、繊維のくずれ、繊維の垂れ下がり)がある場合


飛散のおそれが小さい

損傷、欠損が局部的で拡大が見られず、その周辺は下地にしっかりと固着している場合


飛散のおそれなし

吹付け面に「表面の荒れ、浮き、損傷、欠損」が認められない場合

処理方法の選定

アスベスト含有吹付け材の損傷、劣化により、アスベストの飛散等のおそれがある場合は、その使用状況や状態、人が吹付け材に接触する機会の有無等の条件により、いずれかの処理方法を選定し、飛散防止の措置を講ずる必要があります。


除去処理が必要な状態

吹付け材の状態が以下の場合は、除去処理が必要になります。

  • 飛散のおそれが極めて大きい場合。
  • 飛散のおそれが大きく、物理的な損傷の可能性がある場合。

除去処理、封じ込め処理、囲い込み処理のいずれかになる状態

吹付け材の状態が以下の場合は、除去、封じ込め、囲い込みのいずれかの処理を選定します。

  • 飛散のおそれが大きく、物理的な損傷の可能性がない場合。
  • 飛散のおそれが小さい場合。

※ 物理的な損傷とは、人や物との接触、振動や漏水等の発生などによる損傷のことである。

「アスベストの処理方法」

 
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