用語解説
アスベストに関する用語の解説
あ
石綿
石綿とは、アスベストのこと。 「イシワタ」、または、「セキメン」と読みます。
か
乾式
乾式とは、工場でロックウールとセメントを混合した材料を、吹付け機で水と一緒に吹付ける工法。
小規模な工事に適している。
岩綿
岩綿とは、岩石やスラグを原料に工場で造られた人造の鉱物繊維。 ロックウールともいう。
岩綿には、アスベストのような発がん性は認められておらず、現在も使用されています。
建材
建材とは、建築物に使用されるさまざまな建築材料のこと。
さ
湿式
湿式とは、工場でロックウール、セメント、その他を混合した材料に水を加えて、専用の吹付け機で吹付ける工法。
スラグ
スラグとは、鉱石から目的の金属を精錬する場合に、溶融した鉱石から分離した残りものである。近年では、そのほとんどが有効活用されている。
成形板
成形板とは、セメント、けい酸カルシウムなどの原料に、補強繊維材を混合し、成形したもの。
た
耐火被覆
耐火被覆とは、耐火性の高い材料で、鉄骨の梁・柱などの構造材を被覆すること。
中皮腫
中皮腫とは、肺や心臓、胃腸などを覆う胸膜、腹膜に発生する腫瘍である。
定性分析
定性分析とは、アスベストの有無を調べるための分析方法。
定量分析
定量分析とは、アスベストの含有量を算出するための分析方法。
は
ばく露
ばく露とは、作業や業務等によって、粉じんなどにさらされること。
発じん
発じんとは、物の破砕、選別、その他機械的処理、または堆積に伴い発生し、または飛散することをいう。
半乾式
半乾式とは、ロックウールとセメントスラリー(セメントと水の混合液)を吹付け機で同時に吹付ける工法。
一般的な工法として普及し、大規模工事にも適用されている。
飛散性
飛散性とは、容易に大気中に飛散するおそれのあるもの。
吹付け材や保温材などのレベル1とレベル2の建材がこれに該当する。
非飛散性
非飛散性とは、通常の使用状態では、飛散する可能性が極めて低いもの。
成形板などのレベル3の建材がこれに該当する。
吹付け材
吹付け材とは、繊維材と結合材に水を加えて混合したもの。
粉じん
粉じんとは、粉のように細かく、気体中に浮遊するちりのこと
ら
レベル
レベルとは、解体などの作業レベルのことで、レベル1、レベル2、レベル3の3種類がある。
- レベル1 : 発じん性が著しく高い作業。(著しく飛散しやすい材料のこと)
- レベル2 : 発じん性が高い作業。(外力を与えると飛散する可能性がある建材のこと)
- レベル3 : 発じん性が比較的低い作業。(通常状態では飛散する恐れのない非飛散性の建材のこと)
ロックウール
ロックウールとは、岩石やスラグを原料に工場で造られた人造の鉱物繊維です。岩綿、スラグウールともいいます。
ロックウールには、アスベストのような発がん性は認められておらず、現在も使用されています。