吹付けロックウール(湿式)

吹付けロックウール(湿式)

基礎知識、使用箇所、識別方法、商品名の解説など

吹付けロックウール(湿式)

鉄骨耐火被覆材 鉄骨耐火被覆材

吹付けロックウール(湿式)とは、工場でロックウール、セメント、その他を混合した材料に水を加えて、専用の吹付け機で吹付けたものです。

施工中の粉じんが少なく、施工後の粉じんもほとんど発生しないという利点があります。

アスベスト含有の吹付けロックウール(湿式)は、1989年(平成元年)に製造終了しました。
なお、現在製造されている吹付けロックウールには、アスベストは含まれていません。






 ※ 使用写真は、国土交通省の 目で見るアスベスト建材(第2版) より引用

使用箇所

鉄骨などへの耐火被覆に使用されることが多いようで、粉じんが発生しにくいという利点から、以下のような箇所に使用されています。

  • エレベーターシャフト内など、風圧、振動等で吹付け材が剥離する可能性のある箇所
  • 人や物との接触などで、吹付け材が欠ける可能性のある露出した箇所
  • 粉じんの発生を避けたい施工箇所など

目視調査による識別方法

外観で見分けることは困難となります。

商品名

国土交通省・経済産業省が情報提供する商品名は下記となります。

  • ブロベストウェット
  • スプレーウェット
  • ATM‐120
  • トムウェット
  • ミネラックス
  • アサノスプレーコート ウェット
  • バルカウェット

各商品の型番・品番、メーカー名、製造期間、詳細情報は、下記サイトを参照して下さい。



上記以外の商品名は下記となります。

  • 吹付けロックンライト
  • サンウェット

各商品の製造期間などの詳細情報は、下記資料の9ページ目を参照して下さい。

※ 旧 (社)日本石綿協会は、2012年に一般社団法人 JATI協会に移行しました。

関連資料

 
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